2012年07月20日

Vital . 2012 summer


vital_2012_summer08*.jpg


今号の『vital』の特集は、「食う寝るところに、住むところ」。

表紙に採用頂いたのは、数年前デンマークのオーガニックビレッジを訪ねた時に見させて頂いた、
女性の方がセルフビルドで建てたある一軒のお家のリビングです。
お家はこの写真ではわからないのですが、屋根は茅葺きで壁はストローベイル。
それだけでなく、家に置いてあるひとつひとつにも
女性の暮らしへの想いが感じられるとても素敵なお家でした。

特集では、住むということが、寝る、食べる、あるいはただ「いる」という人として当たり前の必要性であり、居場所であること。しかし、近年競争社会が激化する中でネット難民や派遣切りなどその居場所をも脅かされるようになっていること。またそこまで行かずとも、近年の居住環境が、ワンルームであったり、仕事に行って帰るだけであったり、高齢者が孤立していたりと、つながりがうすくなってしまっている。それはこころや人間関係、家族関係の問題にもつながっていること。そうしたことを背景に、「家」という空間をとらえ直し、新たな希望へとつなげようとしています。

今号では、建築家の大月敏雄さんのインタビューも撮影させて頂きました。そうなってしまった背景には、近年の経済優先の住宅政策や国のしくみがあったとのことです。大月さんは、震災後の復興住宅のモデルの提案の中で、長屋のように人が家以外の空間を共有する、声をかけやすくするなどの工夫をこらした住宅を提案されているとのことです。

私たちが日々暮らす家が、住まうというだけでなく、どんな暮らしをのぞむのか、家ひとつから見えてくるテーマの深さとひろがりに私もとても驚かされました。

ご興味のある方、是非手にして頂けたらうれしいです。



posted by momo at 14:22| Comment(0) | しごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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